*** 与那嶺功さんの釣行記 ***
べーべーで16キロのガーラ
これまで絶好調の慶良間!今回も黒島ベーべーに行ってきました。

今年はサメが多く黒島ベーべー、離れ共にサメに悩まされました。

特に離れは、ひどく、何度も心を折られました。例年なら一番クジは離れなんですが、

今年はベーべー!今回もクジ運良く、ベーべーに上がる事が出来ました。

今年に入り外した事のないベーべー。今回一緒に磯に上がった亮さんと二人で

テンションが上がる。薄暗い中磯に上がり仕掛けを作る。

今回もタックルは竿 剛徹4-50 リールソルティガ5000 ラインバリバス

バーマックスフロート10号にハリス18号針はガマカツタマンスペシャル19号で

スタート。

期待の朝一、潮はゆっくり左流れ。普段ならあまり良くない 流れなのですが前回は

この期待してない流れで釣れたので、気を緩めずに流すが流れも緩いため、

遠くまで流すことも出来ず、仕掛けの投入ポイントを変え広範囲に探るがエサ取りが多く

直ぐに付けエサのスルルーが取られる。まぁこの流れはこんなものだろう!

まだまだ時間はたっぷりあるとその時は余裕かまして、本命の右流れになるまで

のんびり待ちながら釣りをつづけるが、エサ取りが多く流れが緩い間はどこに

投げようが秒殺でエサが取られる。

たまにサメらしきデカイ魚影も見え、今日はヤバイかもしれないと少し不安な

気持ちになってきた。

緩い流れが長い間続きお昼前にゆっくりとだが右流れになってきた。

本命の潮!次第に流れも速度を増し、流れの向き、速度共に最高の潮になった。

これで釣れないわけない!っと集中力を上げる。流れに乗せ仕掛けがコースから

外れないよう、ラインの操作に気を付けながら流すが、エサ取りがひどく

付けエサが残らず厳しい状況だ。でも諦めずに頑張っていると時折デカイ魚影が

20メートル位沖で見える。

その時だけエサ取りがいなくなりエサが残る。あの魚影は小さいサメだろうね!

たまにはサメも役にたつね!と亮さんと話をしながら流す。

その魚影が見えたタイミングで沖までエサが残ると小さいナガジュー、50センチ位の

タマンが釣れた。とりあえずおみやげは確保出来た。

後はサイズアップだけだ。相変わらずエサ取りがひどく、イスズミ、エーグワァー、

シジャーが沢山いるがデカイ魚影が頻繁に現れるようになる。

マキエのスルルーを遠投するとそのマキエの中にシジャーが入っていき、少し遅れて

その魚影が入って来る。最初はマキエに入ったシジャーを狙って入って来たんだと

思ったんですが、何だか様子がおかしい。果たしてあの魚影は本当にサメなのか?

しっかり目で確認出来る距離にマキエを打ちその魚影をよく見るとサメじゃない。

あまりに早く動く為しっかりと魚体は確認出来ないが、多分ガーラかな?と亮さんと

話しながら魚影を良く見ていると撒いたスルルーを喰っている。

シジャーを狙ってマキエの中に突っ込んで来ていると思ったので、スルルーを

喰っているのを見ていきなり興奮度マックス。亮さんとサイトフィシッングでその魚を狙う。

始めに亮さん。仕掛け投入マキエと合わすと直ぐにラインが走る。

亮さん来たーっと叫ぶがピョーンとジャンプ。残念ながらシジャー。

次に僕が仕掛け投入マキエを入れそれに仕掛けを合わせ追い討ちのマキエをしようとした

瞬間ラインが勢いよく走る。来たー!いきなりトップスピードで走る。

見えた魚体は確実に10キロオーバー!だいたいの魚のパワーは想定していたので

慌てずにファイトする。魚は凄いパワーで沖に走る。根ズレの心配は無さそうなので、

いつもよりソフトなファイトで戦う。ゆっくりと魚との距離を詰める。

魚も最初は力強く走っていたのだが、バテたのか走らなくなってきた。だが油断大敵。

磯際まで来て不意の一撃を喰らわないようにゆっくりと寄せると案の定磯際で最後の

突っ込みを見せる。それも想定内。根に当たらない場所に移動して最後の突っ込みに

耐えると、青い平べったい魚影が浮いてきた。ガーラだ。デカイ。

亮さんにランディングしてもらったガーラは16キロ。今年も目標の10キロオーバー達成と

共に自己記録更新しました。

そのガーラを最後にその日の釣りを終えましたが本当に今年は例年に比べておかしい。

サメが多い事もそうだが、あのサイズのガーラがスルルーを拾って浮いて来るのなんて、

始めて見ました。とりあえず、今回はBIG-ONEゲット出来たんで良かったのですが前回と

比べ急に海の様子が変わった感じがした1日でした。

魚の活性が低いと言うか魚がいないと言うか、とりあえず良い状況では無い感じで

次回からは厳しい釣行を予感させる1日でした。


おきなわ釣王国第20巻123号