*** 与那嶺功さんの釣行記 ***
宜名真の磯
今回も天候不良で慶良間に行けず、宜名真の磯に行ってきました。

ここ最近カツオが釣れ初めている宜名真。朝はスルルーでBIG-ONEを狙い

後半はフカセでカツオ狙い。

最近の僕の宜名真でのパターンです。まだ暗いうちに磯に降り、

直ぐに釣り開始。

タックルはオレガ剛徹50Hにソルティガ5000H ハリス18号、

浮きはBIG- ONE タイプ2 1.5号にケミホタル50を付けまずは

ナイトスルルーで美味しい魚を狙う。

小さなクチナジを数匹釣り、日が上ってきたのでいつもの様にするするスルルーで狙う。

明るくなったので海の状況が良く分かる。

潮は緩く仕掛けを遠投しても手前に寄ってきて、釣れる気配はない。

潮が変わるまで我慢の釣りが続く。探れる範囲は探ったが餌だけが取られる。

マキエのスルルーも少なくなってきた。当て気味に流れていた潮はゆっくりだが

真横に流れだした。

釣れそうとは思わないが、さっきよりはまだましになったかな位の感じでした。

遠投して沖を探るが反応が無いので、もうそろそろフカセの準備でもしようかなと

思っていました。

探れる所は探ったが、も一度足元のカケアガリを狙って見ることに。

根掛かりしないように気を付けながら流す。仕掛けは根の側を流れるが釣れる気配はない。

集中力も欠けただ流していると浮きがゆっくり沈む。

クチナジとかオジサンとかだろうと思いフッキングを入れると想定していた

重さとは違う重さが竿に乗った。

慌ててもう一度力を込めてフッキングを入れると強烈に走り出す。

一瞬の出来事だったので体がついて行かず竿が伸される。

頭の中ではカケアガリの側で食ったのでアカナ−が頭に浮かび

完全フルロックでこれ以上は一ミリも走らさない気持ちで走りを止め強引に竿を起こす。

足場も悪く体制が悪い為やり取りしにくい。魚が走ると海に落ちそうになる。

何とか踏ん張れる所に足場を置き変え腰を落としファイト引きの強さからしてヤバい程、

でかくは無いが良い型っぽい。しかも妙に横に走る。

頭の中では完全にアカナ−だと思っていたが違うっぽい。

とりあえず気を抜かず集中してやり取りすると魚もゆっくり寄ってくる。

突然強烈に突っ込むがオレガ剛徹の敵ではない。魚をバラスと言う不安を

一切感じること無く安心してやり取りが出来る。

何故そう感じるのか細かくは分からないが竿を信頼しているからだろうか、

どんな強引なファイトをしてもオレガ剛徹は期待以上の力を発揮して魚の走りを

止め浮かしてくれる。うっすら白い魚体が浮いてきた。カイワリだ!

このサイズの魚をほぼ一方的に寄せる事が出来るオレガ剛徹には毎回感心する。

後で検量すると84センチ 5.9キロの美味しいサイズ。

その後も狙ったがそれらしいアタリも無くスルルーは終了してフカセで

カツオ狙い!フカセ釣りを始める頃には潮も速くなり2キロほどのカツオを釣り

おみやげはバッチリで目標は達成し楽しく満足の行く1日を過ごしました。

2018年はこれまでで一番慶良間に行けずこれまでで一番宜名真に行った年でした。

宜名真に通った事でこれまで気が付かなかった事に沢山気が付き自分の

スキルアップになりました。
2019年は慶良間も宜名真もこれまで以上に頑張ってBIG- ONE を

狙って行きたいと思います。



おきなわ釣王国第22巻136号