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渡名喜の島尻 | ||||||||
今回はザフィッシングの撮影で二日間渡名喜の島尻に行ってきました。 渡名喜の磯は一年ぶりで、渡名喜の磯はこれまでにも色々な魚が釣れましたが特に ウムナガ−がよく釣れており、今回のターゲットはウムナガ−! 出来れば10キロオーバー!僕がこれまで出会った魚の中でも最強に近い位強い魚! 今回は二日間渡名喜島で釣りが出来るのでチャンスは十分にあります! 磯に着くと潮は右斜め沖に流れ右に流れる本流とぶつかり速く流れている! まずは足元から仕掛けを入れ流れを釣るとすぐにクサラ−が釣れる!潮もいい感じで流れ、 仕掛けが流れを掴むとカツオやクチナジムネアカ等が釣れるが次第に潮は緩くなり仕掛けが 流れなくなり始めるとエサ取りが出だして、そこからは毎投エサが残らない。 撒き餌とサシエをずらしどうにか仕掛けを深いところまでいれるとクルバニ−アカジンが釣れた。 緩かった潮は次第に止まりしばらくすると左に流れ始めた! エサ取りと格闘しながら仕掛けを打ち返していると、仕掛けを投入し30メートル位流した所、 中層付近15メートル位仕掛けが入った辺りで凄い勢いでラインが出ていくアタリだ! フッキングを何度かいれると魚が凄い力で走り出した。デカイ!そう思った瞬間ふっと軽くなった! なんで?針外れ?そう思ったが仕掛けを回収するとハリスがザラザラ。 中層付近で掛けたのに一瞬で海底まで走られバラシ。糸も出してないし糸ふけもないのに。 凄いスピードの魚多分デカイウムナガ−悔しい。仕掛けを作り直しながら、底物のデカイやつを 掛けて走られて根ズレしてばらさないように、いつもよりドラグを強めにセットした そこから負のスパイラルが始まった。完全底物狙いの真っ向勝負! 仕掛けを作り直し釣り再開しばらくは左流れを攻めるが当たらず潮はまた緩くなってきた。 仕掛けを遠投し広範囲を探る。エサ取りが多くエサは相変わらず残らない。 集中力も切れかけていた頃仕掛けを回収しようとするとズンと竿に重みが乗った。 フッキングを入れると凄まじいパワーで走り出した瞬間のされ、体勢を崩された。 いつもなら体を持っていかれる前にドラグから糸が出ていくのだが、さっきドラグをかなり締めた為 糸がほぼ出ない状態。だがそんなドラグ設定にも関わらず魚はドラグを出しながら暴れまわる。 デカイ回遊魚だ。強烈な突っ込みに耐えながらも魚を少しづつ寄せると浮きが見え魚影も見えた。 10キロ近くありそうだ。心の中では完全に取った!そう思った瞬間魚が急に反転し 凄い力で走ったと同時にラインブレイク。完全に油断していた。ここでドラグを緩めていれば。 それよりも最初にドラグを閉めすぎたのが失敗だった。いつも通りやったら取れた魚なのに。 悔やまれる。初日はそんな悔いの残る1日でした。翌日もあるため帰る時に余ったスルルーを 磯際に沢山撒き翌日に備えました。 渡名喜島二日目、初日と同じ島尻に上がる。前日帰る間際にスルルーを撒いたせいか朝から エサ取りが高活性。 仕掛けを作り釣りを始めるが初日よりもエサ取りがひどい。どこに投げてもすぐにエサが取られる。 エサ取りはヒレーカーで沢山いるうえにどこまでも出ていく。 潮が流れれば仕掛けを遠投し流れに乗せ遠い距離を狙えばエサが残るし攻める事が出来るのだが その日は前日と違い潮がほぼ流れない。 とりあえず潮が流れるか、撒き餌の中にデカイ魚が入って来るのを期待しながら、仕掛けを色んな所に 入れ狙うが釣れるのはハンゴーミーバイ。潮が悪いときに良く釣れる魚。 同じ事を何度も繰り返し攻めるが釣れない状況に心が折れかけた時、水面に浮いている BIG-ONE Tape2が勢いよく消し込むと同時に手元に強い衝撃が伝わる。 フッキングを入れると魚は凄いパワーで締め込む、初日のバラシが頭に浮かぶ。 魚の走りを止めに掛かると止まった!魚がかかってほんの何秒かだが、この釣りでは、 その何秒かで魚が取れるかどうかの80%が決まると言っていい。 後は油断さえしなければ確実に取れる。初日の二つのバラシがその日は教訓になり慎重に やり取りをする。無事タモに収まったのは5キロ位のウムナガ−だが、初日のやつに比べると、 全然パワーが違う。 このウムナガ−を釣りあげてから余計に初日のバラシが悔やまれるが今回の渡名喜釣行で 色々勉強になることが沢山ありました。 魚を掛けるまでも掛けた後からもそうなんですが、文書だと伝える事が出来ないですが 確実に今まで以上に進歩しました。これからもするするスルルーを追及して 進化させてこれまで以上にBIG-ONEを狙って行きたいと思います。 おきなわ釣王国第19巻118号掲載 サンノリーで販売しています。 |
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