*** 与那嶺功さんの釣行記 ***
波照間島釣行
今回は波照間島に一泊二日で田島さんと行ってきました。

一泊二日の短い時間なので、ちゃんと釣りが出来るか心配でしたが、

田島さんは何度も波照間島に来ているので移動もスムーズに済み昼には

波照間島に到着して初日は午後から夕方暗くなるまで釣りをしました。

釣り場は高那崎というポイント。釣り場は水面まで6メートル程あり

タモ入れがしにくいが高い位置から海が見えるので魚が見えやすい。

当日は幸いにも風も無く釣りがしやすい状況。

早速仕掛け作り。竿、オレガ剛徹50H、リールソルティガ5000、

浮きはビッグワンtype3の50-5番、ハリスは20号でスタート。

早速餌を撒いて海の様子を見る。

撒き餌にはシジャーとヒレーかーが群がっている。

厄介な餌取りだ。仕掛けを投入すると案の定速攻で餌を取られる。

流れもないので遠投したりしてエサが残る所を探しつつ広範囲に探るが気配が無い。

田島さんが今は駄目だよ!夕方が勝負だよと言う。

取りあえず今出来ることは全てやった。後は魚のスイッチ、海の状況が

変わるのを待つしか無い。

ここは波照間島、魚が居ないと言うことは絶対に無い。

田島さんの言葉を信じ夕方の地合いが来るのを待つ。

次第に日が落ちていき辺りが薄暗くなってきた。

潮も次第に左方向に流れ始めた。田島さんが言う。今釣れるよ!

田島さんの言葉を信じ仕掛けを投入薄暗くラインが見えにくいが

ラインメンディングを気にしつつ仕掛けを流す。何投か流すがエサも残る。

まさしく地合い到来。さっきまでとは海が全く違う。

仕掛けは40メートル位流れただろうか。辺りも暗くなっているため浮きも

見えなくなり浮きをさがしているとリールからラインが勢いよく出ていく。

ようやくアタリが来たがイメージしているサイズの魚の引きではない。

余裕のファイトで浮いて来たのはオーマチ約3キロ。

オーマチの針を外していると、田島さんに強烈なやつが来た!

田島さん魚の走りを止めにかかるが、残念ながら高切れしてしまう。

地合いが来たがもう暗くなってきたのでその日は終了しました。

しかし地合いが来てからは海の雰囲気が変わり凄かった。

こんなにまでもON とOFF がハッキリしているなんて。

初日は予想しているより釣れなかったが、翌日もあるし

海の感じも分かったので初日は良しとする事にしました。

夜は高橋哲也さんとその友達の中国の方々と宴会。

中国の人達にお酒を飲まされてしまい田島さんと飲み過ぎてしまった。

翌日起きると恐ろしい程の二日酔い。釣りに行きたくない。

だがまたいつ来れるかどうか分からないので頑張って準備をする。

二日目最終日で飛行機、フェリーの時間もあるため釣りは10時半まで

磯には6時半に着いたので実質釣りは4時間しかない。

朝イチのゴールデンタイムにかける。タックルは前日と同じタックルでスタート。

だが、凄い二日酔いで気分が悪くて集中出来ない。

しかも潮は当て潮で全然釣れる気がしない。

しばらく頑張るが小さいカスミ、カイワリだけ。

暑くて、熱中症気味になり気分悪くて釣りどころではない。

残り時間少ないが、一度仮眠を取ることに。

一時間位休み、起きると多少気分も良くなりなんとか釣りも出来そうだ!

残り時間一時間弱。潮が良くなっているのを期待して仕掛けを投入するが、

流れてない。遠投して仕掛けを沈めると小さいアタリ。

釣れたのはカワハギ。

あまり雰囲気は良くないが、先程に比べるとゆっくりだが右に流れているし、

餌取りも少なくなっている気がする。

再度仕掛けを遠投し仕掛けを深い所に入れるように仕掛けを送りこんでいると、

浮きがゆっくり沈んでいく。

餌取りのアタリ?フッキングを入れると予想以上の重みが竿に乗った!

すかさずもう一発渾身のフッキングを入れたと同時に待ち望んでいた

強烈な締め込みがやってきた!

デカイ!がイメージは出来ている。想定内の引き。

竿も信頼出来る竿。不思議と何の不安もなく安心してファイト出来る。

時折強烈に突っ込むが竿をためるだけで、魚を止める事が出来た。

底物を想定したドラグからは少し糸が出るが正直敵ではない。

うっすら青白い魚体が浮いてくる。ずっと底物だと思ってファイトしていたので以外だった。

浮いてきたのはイソマグロ。特製落としタモで無事にランディングしたのは

10キロ近いイソマグロ。良かった!残り時間ギリギリでようやく

波照間島らしい魚を釣り上げる事が出来た。

これも今回色々段取りをしてくれ、僕が集中して釣りを出来るように

サポートしてくれた田島さんのお陰です。

本当にありがとうございました。またいつか波照間島挑戦したいと思います。